新年へ向けて、年越し準備が本格化する季節。2025年最初のおでかけ先候補として気になるのは、初詣スポットです。
そこで今回は、家族や自分自身の健康や安全、目標達成など1年分の幸せを願う東海エリアの初詣スポットを紹介。初詣とあわせて訪れたい、近隣のおやつスポットもピックアップします。
【愛知・一宮市】真清田神社
真清田神社(ますみだじんじゃ)は、平安時代に国家から国幣の名神大社と認められて以来、「尾張國一之宮」として多くの人から崇拝されてきた神社。この一帯は木曽川の清らかな水の恩恵を受けながら発展したため、境内には「神水舎」と呼ばれる水に関係した建物があります。
「神水舎」にある井戸をのぞき、水面に映った自分の顔を見つめながら、心身の悪い気を払い落としてはいかがでしょうか。
また、この神社の水は無病息災のご利益があるとされ、容器に入れて持ち帰ることが出来ます。
本殿の近くには「幸福の楠」と呼ばれる巨木がそびえ、パワースポットとしても人気です。
【問い合わせ】0586-73-5196
【場所】愛知県一宮市真清田1-2-1
【時間】9:00~16:00
【定休日】無休
【駐車場】50台
【公式サイト】http://www.masumida.or.jp
【アクセス】JR「尾張一宮駅」より徒歩で約8分
〈おやつ〉心安らぐ素朴な和菓子
「作り手の顔が見える地元食材を用いて、気兼ねなく食べられる和菓子を届けたい」との思いで和菓子を作る「いちの」。しっとりさを追求したどら焼き「極みかさね」は、「伊勢神宮外宮奉納品」にも選ばれた自信作です。
ほかにも、草餅や大福など、日常のおやつとして楽しみたい和菓子が並びます。
イートイン限定メニューもあるので、初詣後の一服にぴったりです。
【問い合わせ】0586-83-1257
【場所】愛知県一宮市末広1-10-1
【時間】9:00~売切次第閉店
【定休日】火曜
【駐車場】4台
【公式サイト】https://wagashi-gr.jp/ichino/
【アクセス】JR「尾張一宮駅」より車で約5分
【岐阜・岐阜市】伊奈波神社
境内には本殿や拝殿、楼門(ろうもん)など多くの摂社(せっしゃ)が点在し、荘厳な雰囲気に包まれる伊奈波神社(いなばじんじゃ)。楼門の先から続く坂を上がり、本殿へ。心静かに参拝をして振り返ると、岐阜の町並みが広がります。
「黒龍社」は強力なパワースポットとも評される諸願成就の神様として、多くの人々が祈りと感謝の心を捧げています。
参道脇の道には朱色の鳥居が連なり、フォトスポットとしても話題です。
【問い合わせ】058-262-5151
【場所】岐阜県岐阜市伊奈波通り1-1
【時間】参拝自由(祈祷受付は9:00~16:00)
【定休日】無休
【駐車場】30台
【公式サイト】https://www.inabasan.com
【アクセス】名鉄「名鉄岐阜駅」より車で約11分
〈おやつ〉岐阜名物のわらび餅
「大地のどらやき」など、素材を生かした和菓子に定評がある人気店「ツバメヤ 柳ヶ瀬本店」。看板商品は、ふわふわ、とろりとした食感のわらび餅に、香ばしい深煎りきな粉をふんだんにまぶした「ツバメわらび」です。食感、味わい、香りとも1度食べたら忘れられないおいしさです。
【問い合わせ】058-265-1278
【場所】岐阜県岐阜市神田町4-13
【時間】9:00~18:00
【定休日】月曜
【駐車場】なし
【公式サイト】https://tsubame-ya.jp
【アクセス】名鉄「名鉄岐阜駅」より徒歩で約10分
【三重・鈴鹿市】椿大神社
椿大神社 (つばきおおかみやしろ)は、鈴鹿山系の中央麓に鎮座し、みちびきの神・猿田彦大神(さるたひこおおかみ)を主祭神とする神社の総本宮。杉の巨木に囲まれた境内は凛とした空気に包まれ、木々の隙間から太陽光が差し込む光景は、神々しさを感じます。
【問い合わせ】059-371-1515
【場所】三重県鈴鹿市山本町1871
【時間】5:00〜18:00(5~10月は~19:00)、授与所は8:00〜17:00
【定休日】無休
【駐車場】あり
【公式サイト】https://tsubaki.or.jp
【アクセス】新名神高速道路「鈴鹿PAスマートIC」より車で約2分 ※スマートインターのためETC車のみ出入り可能
〈おやつ〉参道の日本茶カフェ
椿大神社の参道にあり、地元のお茶農家が手がけるカフェ「椿茶園」。
「お茶文化をより気軽に」との思いで、日本茶インストラクターの資格を持つスタッフが茶葉に合わせた淹れ方で提供してくれる1杯。冷えた体を芯から温めてくれます。
【問い合わせ】059-371-1845
【場所】三重県鈴鹿市山本町1795-1
【時間】10:00~16:30(土・日・祝は~17:00)
【定休日】火曜(祝日の場合は翌日休み)
【駐車場】あり
【公式サイト】https://tsubakisaen.co.jp/
【アクセス】新名神高速道路「鈴鹿PAスマートIC」より車で約2分※スマートインターのためETC車のみ出入り可能
【名古屋市】覚王山日泰寺
覚王山 日泰寺(かくおうざん にったいじ) の起源は今から約100年前。お釈迦様の御真骨がタイから日本へ分骨されることになった際、名乗りを挙げて寺院を建立しました。どの宗派にも属さず、「日本全土でお釈迦様をお守りする」という思いのもと、国内唯一の“超宗派”を掲げて誕生した寺院です。
1985年に完成した鐘には、タイの文字が刻まれていますので、ぜひ注目してみてください。
分骨はタイと日本の友好関係を象徴であり、山門を見上げると「日泰友好道場」の文字が見られます。
毎月21日の縁日を楽しみにする人や参道の店を巡る人など、老若男女に親しまれる寺院です。
【問い合わせ】052-751-2121
【場所】愛知県名古屋市千種区法王町1-1
【時間】5:00〜16:30(受付は9:00~14:00)
【定休日】無休
【駐車場】あり
【公式サイト】https://www.nittaiji.or.jp
【アクセス】名古屋市営地下鉄「覚王山駅」より徒歩で約10分
〈おやつ〉名物・鬼まんじゅう
「梅花堂」の看板メニューであり、名古屋名物としても知られる「鬼まんじゅう」は、創業以来90年以上愛されるロングセラー。国産の芋を使用し、昔ながらの製法で生み出す味わいで、昼過ぎには売り切れることも。事前の電話予約がおすすめです。
【問い合わせ】052-751-8025
【場所】愛知県名古屋市千種区末盛通1-6-2
【時間】8:00~17:00(鬼まんじゅうの販売は9:00~)
【定休日】不定休
【駐車場】2台
【アクセス】名古屋市営地下鉄「覚王山駅」より徒歩で約1分
【愛知・豊川市】豊川稲荷
日本三大稲荷の1つであり、金運のパワースポットとしても知られる「豊川稲荷」。曹洞宗の寺院「豊川閣妙厳寺」でありながら、鎮守・豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)が稲穂をかつぎ、白い狐にまたがることから「豊川稲荷」の通称が広まったそうです。
「霊狐塚(れいこづか)」には、参拝者がご利益に感謝して奉納した1000体以上の狐像が並び、信仰の深さと祈願成就を伝えています。
狐像はオーダーメイドのため、表情や大きさなど1体1体異なる特徴も見どころです。
【問い合わせ】0533-85-2030
【場所】愛知県豊川市豊川町1
【時間】5:00〜18:00 ※12/31~元旦は夜通し開門
【定休日】無休
【駐車場】あり(有料)
【公式サイト】https://www.toyokawainari.jp/
【アクセス】JR「豊川駅」より徒歩で約5分
〈おやつ〉油揚げをアレンジ
参道にある稲荷寿司の専門店「おきつね本舗」。定番は、信州・飯田から取り寄せる厚みがしっかりとした油揚げを使用する「炙り五目いなり」です。
変わりダネの「おきつねバーガー」は、バンズに見立てた油揚げにヒレカツと野菜をサンド。食べ応えのあるアレンジグルメです。
【問い合わせ】0533-85-6922
【場所】愛知県豊川市門前町1
【時間】10:00~17:00
【定休日】火・水曜定休
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.okitsune.net
【アクセス】JR「豊川駅」より徒歩で約5分
最後に
新しい年の幕開けを祝うとともに、これから始まる1年の幸せを願う初詣。厳かな雰囲気の中、感謝の思いと祈りを捧げれば、清々しい気持ちに包まれます。希望を胸に、笑顔あふれる1年にしましょう。
文:花野静恵
この記事は「ケリー2月号」(2022年12月22日発刊、ゲイン刊)に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。