最近、よく目にしたり、耳にしたりする「ギルトフリー食」。ギルトフリーとは「罪悪感(guilt)のない(free)」という意味で、美容や健康を気遣う人が罪悪感なく楽しめる食事やスイーツなどを指します。
野菜が主役の低カロリーの食事や低糖質、ヴィーガン、グルテンフリーの食べ物など、その特徴はさまざまです。
今回の記事では、ギルトフリーのフードやスイーツを楽しめる、注目のカフェをピックアップ。見た目も味も大満足のギルトフリーなカフェご飯やスイーツで、心も体も整えてみてはいかがでしょうか。
野菜が主役のお寿司
2024年2月にオープンした「フォレストカフェ sora*ne」。看板メニューは、魚介の代わりに野菜を使った野菜寿司です。「不足しがちな栄養を補ってもらえるように」との思いから、鮮やかなパプリカや、ピンク色の赤大根&赤タマネギなどをお寿司のネタに。
無農薬玄米を食べやすく工夫した自慢のシャリの上で、色とりどりの野菜たちが華やかに咲き、食欲をそそります。
「野菜寿司ランチ」(1420円)は野菜の栄養たっぷり。シャリに使っている無農薬玄米は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。
「野菜の稲荷ずし弁当」(1000円)や、「玄米だんご」(150円)など、テイクアウトフードも充実しているので、おうちご飯にプラスしたり、子どものおやつ代わりにしたり。気軽にギルトフリーをとり入れられます。
【問い合わせ】058-372-2065
【場所】岐阜県各務原市須衛町5-108-5
【時間】9:00~15:30(LO) ※モーニングは~11:00、ランチは11:00~
【定休日】水曜、第1・3日曜
【駐車場】15台
【Instagram】@sorane.forestcafe
【アクセス】東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」より車で約18分
低糖質なのに食べ応え満点
料理家の中辻健太さんが、“おいしい低糖質”を追求して2024年3月にオープンしたレストラン「アリルアモア」。低糖質の料理にありがちな物足りなさを払拭した、満足感のあるパスタやスイーツのメニューを楽しめます。
例えばタリアテッレは、小麦粉を小麦タンパクに置き換えることで、糖質量を約70%カット。パスタの食感を表現するために、植物由来繊維を加えています。
ランチセットのメインはパスタを含む5種類から、前菜はスープやキッシュの4種類から選べます。
いちごのマリネが添えられた「いちごのミルフィーユ」(1230円)。天然甘味料で甘さを引き出したスイーツもぜひ堪能を。
低糖質メニューで不足しがちなタンパク質の摂取にもこだわり、ビタミンや食物繊維とのバランスも重視。美しい見た目や食べ応えのある食感は、低糖質フードのイメージを変えてくれそうです。
アリルアモア
【問い合わせ】052-710-6371
【場所】愛知県名古屋市東区泉3-20-23
【時間】11:00~17:00(LOは16:30) ※14:00~はカフェタイム
【定休日】不定休
【駐車場】なし
【Instagram】@aliluamoa
【アクセス】名古屋市営地下鉄「高岳駅」より徒歩で約5分
“もどき”料理でヴィーガン
常滑市のやきもの散歩道にたたずむ、築100年の古民家をリノベーションした複合ショップ「imawo」内にある「まわるカフェ」。
「地球にも人にも負担の少ない食事を」との思いから、ヴィーガンランチを提供しています。
ヴィーガンとは肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品を使わないフードのこと。動物性食品を食べない人のことも指します。
「お野菜プレート」(1200円)を見てみると、例えば卵風サラダは、豆腐&カボチャをヴィーガンマヨネーズで和えたもの、ひよこ豆のから揚げ、玉ネギソースを使った豆腐ハンバーグなど、植物性食品だけで作ったとは思えないボリューム感。店主のアイデアがあふれる“もどき”料理は、食材当ても楽しみの1つ。会話も弾みそうです。
まわるカフェ
【場所】愛知県常滑市栄町2-87
【時間】10:00〜16:00(ランチは11:00~なくなり次第終了)
【定休日】不定休
【駐車場】なし
【Instagram】@imaw.o
【アクセス】名鉄「常滑駅」から徒歩で約7分
グルテンフリーの救世主は米粉
「米粉cafe cocoro」という店名の通り、パスタやパン、スイーツにいたるまで米粉を使った多彩なメニューを提供するカフェ。グルテンフリー生活で米粉の魅力に開眼した店主による、趣向を凝らした品々が評判です。
和風やトマト系など豊富なラインナップのパスタや、粉の配合にこだわったキッシュ、100%米粉の自然な甘みが際立つパンを使ったサンドイッチメニューなど、目移りしてしまうほどバリエーション豊かなメニューがずらり。
「米粉パスタランチ」(1500円)は、2種類から選べるパスタに、サラダ、総菜、スープ、米粉パンを盛り付けた日替わりランチプレートが付きます。
「ノングルテンJAS認証」の米粉を使い、小麦を含まない純度100%の料理なので、アレルギーのお子さんも安心です。
米粉cafe cocoro(ココロ)
【場所】岐阜県本巣市三橋糸貫川通1044-19
【時間】11:00~21:00(LOは20:30) ※ランチは~14:30
【定休日】水曜、第2・4木曜(臨時休業はInstagramを確認)
【Instagram】@cocoro.motosu
【アクセス】樽見鉄道「モレラ岐阜駅」より徒歩で約15分
最後に
栄養面はもちろん、美容に感度の高いママからも熱視線を集めるギルトフリー。おいしさ、食べ応え、見た目など、満足度の高いカフェご飯やスイーツなら、ギルトフリー初心者や子どもも、楽しみながらチャレンジできそうです。
何かをあきらめたり我慢したりするのではなく、無理なく、楽しみながら食べられるギルトフリーで、健康も美しさも手に入れてみませんか?
文:花野静恵
この記事は「ケリー7月号」(2024年5月23日発売、ゲイン刊)に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。