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親族との集まりや各所への新年のあいさつ回りなど、年末年始の慌ただしさがようやくひと段落する時期。新たな気持ちで1年のスタートを切るために、気の置けないママ友との新年会を企画している方も多いのでは?
今回は、名古屋市内にあるママ友との新年会ランチにおすすめの店を紹介します。
市場の中にあるフレンチ食堂
名古屋市北区のフレンチ食堂「イイダノキッシュとイイダノツマミ」は、1955(昭和30)年に創業した木造平屋建ての「金城市場」の一角にあります。市場の雰囲気と調和するレトロさと親しみやすさを感じさせる店構えが目を引きます。
元々フレンチやイタリアンのお店で経験を積んできた店主の飯田さんが「いつかは自分のお店を持ちたい」という願いをかなえてオープンした1軒。
看板メニューは店主自信作のキッシュです。季節ごとに種類の異なるキッシュが常時3種類そろいます。
カットした時の断面が美しくなるよう、具は種類ごとに生地に詰め、その都度オーブンへ。この工程を3回繰り返して仕上げる手間ひまのかけようです。
また、生クリームはコクと濃厚さを重視して高級店御用達の「中沢乳業」の品を使用するなど、材料にもこだわりが光ります。季節ごとに登場する白子やホタルイカ、フキノトウなど、キッシュの具としては珍しい素材のセレクトにも、店主ならではのセンスとアイデアが感じられます。
3種類から選べるランチはメイン料理と前菜、パンがセットに。前菜はスープ、サラダ、フレンチ総菜がワンプレートになった一皿です。「野菜をたっぷり食べてもらいたい」という店主の想いが詰まっています。
メイン料理の一例は「スペアリブとリンゴの煮込み」。リンゴをメインとしたフルーツでスペアリブを煮込んだ一皿は、口の中でお肉がほろほろと崩れるほどの柔らかさです。
シンプルな見た目ながら、ファンの多いスコーンにも注目。フランス産の小麦を使っているため「小麦自体の味と香りが強く、ジャムや生クリームなどをつけずにそのまま食べるのがおすすめ」と店主からのアドバイスも。
「セイボリー」はブラックペッパーとチーズが練り込んであるので、ワインのお供にも最適です。
「食事をメインに楽しんで欲しい」と、アルコールのラインナップはビールとワインのみ。ワインはフランス産を中心にドイツやオーストラリア、南アフリカのナチュールワインがスタンバイ。どれも飲みやすく、料理を引き立てる味わいの銘柄ばかりです。
キッシュやスコーンはテイクアウトも出来るので、留守番中の家族へのおみやげにもぴったりです。
イイダノキッシュとイイダノツマミ
【問い合わせ】070-9083-2506
【場所】愛知県名古屋市北区清水5-32-22(金城市場内)
【時間】11:00~14:00(LOは13:45)、17:30~21:00(LOは20:30)、月曜は17:30~21:00
【定休日】火~木曜
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.instagram.com/iidanotumami/
【アクセス】地下鉄「志賀本通駅」より徒歩で約8分
ヴィーガンプレートがお目見え
名古屋市中村区のカフェ「Gemia(ジェミア)」が2024年8月にリニューアルオープン。こだわりのハンドドリップコーヒーとシチリアの伝統菓子「カンノーロ」に加え、新たに「ヴィーガンプレート」が登場して注目度が高まっています。
住宅街の中にたたずむ、白を基調としたモダンな建物。たくさんの植物に迎えられて扉を開けると、スタイリッシュなコンクリート調の空間に観葉植物が配され、ボタニカルな雰囲気に包まれます。
リニューアルに伴って登場したのが「ヴィーガンプレート」です。無農薬野菜や大豆ミート、無添加調味料を使ったこだわりの一皿は、11時から15時までのランチタイム限定で味わうことができます。
時期ごとに旬の野菜をたっぷり使っているので、栄養バランスも抜群。健康志向の方や、野菜が好きな方にぴったりのヘルシーでおいしいプレートです。
ランチタイムには、72時間じっくり煮込んだ無添加のデミグラスソースを使ったオリジナルカレーもラインナップ。
中にはゴロっとしたビーフがたっぷり入っていて、食べ応え抜群です。付け合わせのにんじんのマリネが、名脇役としてアクセントに。
リニューアル前から変わらぬ看板メニューの「カンノーロ」もお忘れなく。イタリア・シチリア発祥の伝統的なスイーツで、サクサクの筒状の生地の中にほんのり甘い特製クリームがたっぷり。
カカオが隠し味のクリームにはオレンジピールが練り込まれ、甘みと柑橘の爽やかな香りが絶妙にマッチしています。
エスプレッソやハンドドリップ、エスプレッソトニックなど、20種類以上から選べるドリンクメニューの豊富さもうれしいポイントです。
リニューアルで進化した「Gemia」のこだわりの空間とメニューで、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
Gemia(ジェミア)
【問い合わせ】052-526-3384
【場所】愛知県名古屋市中村区中島町2-16-1
【時間】8:00~18:00(LOは17:30)
【定休日】なし
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.instagram.com/gemia_official/
【アクセス】地下鉄「太閤通駅」より徒歩で約9分
昼飲みもスイーツもおまかせ♪
地下鉄「八事日赤駅」から歩いてすぐ、名古屋市昭和区の「Blé BAKE STORE(ブレベイクストア)」は、夜まで通しでフードやデザート、焼き菓子が味わえ、昼飲みも楽しめる頼りになるカフェです。
スペインバルやカフェで経験を積んだ店主の藤田さんが、ポップアップストアで提供していたコーヒーや焼き菓子が話題に。喫茶店の跡地だったこの地に、満を持してお店をオープンしました。
最大の魅力は、フードやスイーツ、焼き菓子、コーヒー、お酒などすべてのメニューが11時から23時までいつでも楽しめること。
フードメニューは、人気の「チキンオーバーライス」や「スパイシーチキンカレー」などのご飯ものから、「クロックムッシュ」や「ホットドッグ」などのパンものまで多彩。さらに「ポテトサラダ」や「キャロットラペ」など、お酒に合う前菜までバラエティ豊かにそろいます。
「幅広い年齢層のお客様に楽しんでもらえるよう、メニューには工夫を凝らしています。例えば、チキンカレーは辛さ控えめで、お子様からご年配の方までおいしく召し上がっていただけますよ」と笑顔で話す店主の藤田さん。
藤田さん自身が好きなものをそろえているというお酒のラインナップは、クラフトジンやクラフトビール、ナチュールワインなどストレートで楽しめるものが中心です。
ワイン用のブドウで作ったノンアルコールのブドウジュースもあり、女性や子どもにも好評です。
「フィナンシェ」や「ガトーショコラ」、「マドレーヌ」など、藤田さん手作りの焼き菓子やスイーツもおすすめ。硬めでクラシックな味わいの「カスタードプリン」も要チェックです。
「昼から夜まで気軽に食事とお酒が楽しめて、焼き菓子をお土産に買って帰れる。そんなスタイルのお店はあまりないので、面白いかなと思ったんです」と話す藤田さん。思い思いの楽しみ方が出来そうな懐深い1軒です。
Blé BAKE STORE(ブレベイクストア)
【場所】愛知県名古屋市昭和区山手通3-16
【時間】11:00~23:00(LOは22:00)
【定休日】水・木曜
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.instagram.com/blebakestore/
【アクセス】地下鉄「八事日赤駅」より徒歩で約1分
最後に
2025年の景気づけにぴったりの、元気をチャージできるおすすめのお店を紹介しました。
気の合うママ友とおいしいランチを囲みながら思う存分おしゃべりを楽しんで、明日からの英気を養いましょう!
文:花野静恵
この記事は「日刊ケリー」にて2024年7月、10月に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。