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3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(33歳、女性)の方から
夫と小4の娘と暮らしている専業主婦です。
子どもが中学生になると部活や塾などでお金がかかるという聞き、「そろそろ働きに出ようかな?」と思っていますが、勇気が出ません。というのも、専門学校を卒業してから、すぐに結婚・出産をして子育てをしているため、ほとんど働いた経験がないんです。働くことへのハードルがものすごく高くなってしまい、「怖い」とすら思ってしまいます。
この先、子どもが高校、大学と進学することを考えると、夫の収入だけでは厳しく、いつかは私も働かなくてはなりません。それなのに、「私に出来る仕事はあるのかな?」「職場に苦手なタイプの人がいたら、どうしよう」などと考えてしまい、1歩が踏み出せないままです。
暇な時間にパートの求人を探してはみるのですが、応募するまではいかず……。こんな私に何かアドバイスをもらえたらうれしいです。
堀江さんのメッセージ
新しい世界に1歩踏み出すのって、勇気がいりますよね。それは10歳の子も、50歳の大人も同じ。実は私も、何か新しいことを始めるまでに、ものすごく悩んで、時間がかかるタイプです。石橋を叩いて渡るどころか、叩き過ぎて壊しちゃうくらい。壊れたら壊れたで、「壊れちゃったから、もう出来ない」とか言い訳をして、結局やらないこともありました。
だけど、いざやってみると、「意外と出来るじゃん」となることが多くて、「やらなければ良かった~」とその場で思うことはあっても、時が経って振り返ると、すべて自分の知識や経験となっているものです。そして、それらはすべてあなたの「魅力」に変わります。
小4の娘さんも、きっとこれからたくさんの新しいことを経験していきますよね。進学して新しいお友達が出来たり、新しい習い事や部活に挑戦したり。そう考えると、お母さんが不器用でも、失敗しながらでも何か新しいことに挑戦して、頑張っている姿を見せることは、きっと娘さんにとっても、いいお手本になると思いますよ。
せっかく働くのであれば、まずは好きなことから始めてみませんか? 例えば私が今、新しく何かを始めるとしたら、大好きなパンを作るパン屋さんで働いてみたいと考えています。また、専門学校を卒業されたということなので、何かスキルや強みがあるなら、それを活かせるような仕事でもいいですね。
専業主婦として、家事と子育てを頑張るのはとても素敵なことですが、子どもはいつか自分の手を離れていきます。その時のため、家庭以外にも、自分の居場所をつくっておくのはとても大切なこと。新しい世界に踏み出すのは勇気がいりますが、33歳はまだまだ若いです。今からスタートしても全然遅くはありません。一歩踏み出した先に、きっと楽しい未来が待っていますよ。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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