言葉づかいで大きな差がつく!知っておきたい大和言葉とは?

言葉づかいで大きな差がつく!知っておきたい大和言葉とは?

美しい言葉づかいは、どこか柔らかくて、品があって、素敵だなと感じるのではないでしょうか。「言葉づかい」には話し手の人柄があらわれます。でも、忙しい日々を送っていると、つい便利なカタカナ語や流行語などが口癖になってしまいがち。今回は、美しい言葉づかいを習慣にしたいという方に、柔らかな言葉の響きを持つ「大和言葉(和語)」をご紹介します。言葉を少し変えるだけで、知性的で上品になりますよ。

大和言葉とは?

大和言葉とは、日本で昔から使われていた言葉です

大和言葉とは、日本で昔から使われていた言葉です。大和言葉の魅力は、表現に柔らかい印象を与えたり、さりげない優しさを表したりできること。
時代の移り変わりによって、残念ながら使われなくなった言葉もあります。ですが、私たちが現代でも使っている日本語の中にも、美しい大和言葉はたくさんあります。
日常で使う日本語は、以下の4つに分類されます。

  • 和語/大和言葉(訓読み)…日本で古くから使われていた言葉
    例:…敬う(うやまう)、ありがとう、始まる、など
  • 漢語(音読み)…中国から入ってきた言葉
    例:尊敬、感謝、開始、など
  • 外来語(カタカナ読み)…西洋から入ってきた言葉
    例:リスペクト、サンキュー、スタート、など
  • 混種語…上記が合わさった言葉
    例:布マスク、迷惑メール、など

「尊敬(そんけい)」と聞くと、少し硬い印象がありますが、「敬う(うやまう)」と聞くと、柔らかさを感じませんか?
言葉づかいに、相手を思いやる気持ちを加味する。柔らかな大和言葉は、そんな細やかな感情や情景のニュアンスを表現できます。

同じような意味合いの言葉でも、言葉づかいを変えるだけで、ぐんと上品になります。美しい大和言葉をさらりと使える、丁寧な言葉づかいができる、大人の女性って素敵ですよね。
それでは、「大和言葉」の一例を見ていきましょう。

感謝や感動を表す言葉づかい

大和言葉とは、日本で昔から使われていた言葉です

感謝を伝える柔らかな言葉づかい 一例

お心遣い
(意味:気を使うこと)
例文:あたたかいお心遣い、ありがとうございます。

お心配り
(意味:気を配ること)
例文:いつもお心配りいただき、ありがとうございます。

心にかける
(意味:気にかけてくれる人、見守ってくれている人への感謝に込める言葉)
例文:いつも心にかけていただき、ありがとうございます。

おかげさまで
(意味:お世話になった人に感謝の意味を込める言葉)
例文:おかげさまで、無事終わることができました。ありがとうございます。

恐れ入ります
(意味:行為や親切、過ちなどに対して申し訳ない気持ちを込める言葉)
例文:ご多忙のところ、恐れ入ります。お時間いただき、ありがとうございます。

身にあまる
(意味:恐れ多い、自分にはもったいという気持ちを込める言葉)
例文:身にあまるお言葉、とても嬉しく思います。ありがとうございます。

もちろん「ありがとう」だけでも感謝の気持ちは伝えられます。
プラスαで、大和言葉を加えることで、さりげなく優しさを伝えられるような気がしませんか?
「お心遣いありがとうございます。おかげさまで元気にしています」など。これらを組み合わせて自然に言えると、品よく感謝の気持ちを伝えられますね。

感動を伝える柔らかな言葉づかい 一例

胸に迫る
(意味:思いが強く押し寄せて感動する。ぐっとくるイメージ)
例文:今回の映画は、胸に迫るものがあるね。

胸を打つ
(意味:強く感動する。ずしんとくるイメージ)
例文:彼の言葉に胸を打たれた。

心に染みる
(意味:心に深く入り込む。じわじわくるイメージ)
例文:心に染みる物語でした。

感極まる
(意味:非常に感動する。胸がいっぱいになるイメージ)
例文:感極まって涙を流した。

この上なく
(意味:これ以上のことはない)
例文:この上なく感激した。

「あの映画、感動したね」と言っても、もちろん意味は通じます。ですが、「あの映画、心に染みるね」と言うと、強く感動した様子が伝わります。
大和言葉が繊細な感情を表現できるのは、「ずしんと感動したのか?じわじわ感動したのか?」などの感動の度合いを表せるからです。

日常生活で感動を表すとき、「すごいね!」や「超〇〇」など砕けて表現することもありますよね。このとき、代わりに「この上なく」を使うと、言葉づかいの印象が変わります。「超感激した」よりも、「この上なく感激した」の方が風情のある美しい日本語に聞こえますよね。

日常生活で使える言葉づかい

日常生活で使える言葉づかい

日常使いしやすい大和言葉 一例

ほんのしるし
(意味:贈り物をするときに使う言葉)
例文:ほんのしるしですが、お受け取りください。

心ばかり
(意味:贈り物をするときに使う言葉)
例文:心ばかりの品ですが、お受け取りください。

ごゆるり
(意味・ゆっくりとくつろぐ様子)
例文:お気遣いなく、ごゆるりとお過ごしください。

おいとまする
(意味:訪問先から立ち去るときに使う言葉)
例文:時間になりましたので、そろそろおいとましますね。

思いのほか
(意味:思っていた以上に)
例文:思いのほか、喜んでいただけてよかったです。

心待ちにする
(意味:楽しみにする)
例文:お会いできることを心待ちにしています。

誰かにプレゼントをするとき、「粗品ですが…」などの言葉を使いがちです。たとえば、「ほんのおしるしですが」「心ばかりの品ですが」と、大和言葉に変えると、温もりある表現に。

そして、友人を自宅に招く時は「ごゆるりとしてくださいね」。友人の家から帰る時は「そろそろおいとまします」などを使えると、品が良いですね。
「ゆっくりしてくださいね」「そろそろ帰ります」というよりも、相手の気持ちに寄り添った表現になると思います。

職場で使いやすい大和言葉 一例

かしこまりました
(意味:分かりました)
例文:かしこまりました、そのように準備を進めます。

差し支えない
(意味:問題ない)
例文:差し支えなければ、お時間いただけないでしょうか。

お手すきの時に
(意味:相手の時間があるときに)
例文:お手すきの時に、メールをご確認ください。

おおむね
(意味:だいたい)
例文:おおむね準備は完了しました。

折り合う
(意味:譲り合って解決する)
例文:双方のお話を聞いてから、折り合いをつけましょう。

お力添え
(意味:力を貸すこと)
例文:上司にお力添えをいただきました。

お引き立て
(意味:ひいき、愛顧)
例文:お引き立ていただき、ありがとうございます。

ビジネスシーンでは、「ナルハヤ」「リスケ」「コスパ」など、外来語や砕けた表現が使われがちです。そんな職場で、自然と大和言葉を織り交ぜられると、表現に柔らかさや相手への思いやりを表せそうですね。

性格・自然など表す言葉づかい

性格・自然など表す言葉づかい

性格を表す柔らかな言葉づかい 一例

  • たおやか(意味:しなやかな様子)
  • 懐(ふところ)が深い(意味:包容力がある様子)
  • ひたむき(意味:いちずに打ち込む様子)
  • 奥ゆかしい(意味:慎み深く上品な様子)

相手を褒める時に、これらの大和言葉を使うことでより好感を表わすことができそうです。

自然や時間帯を伝える柔らかな言葉づかい 一例

  • 暁/あかつき(意味:太陽が昇る前のほの暗いころ)
  • 夕暮れ(意味:太陽が沈もうとするころ)
  • 暮れなずむ(意味:日が暮れそうで、なかなか暮れない)

「夕方の空はきれいだね」を、大和言葉の「夕暮れ」「暮れなずむ」を使って、言い換えてみましょう。「夕暮れの空はきれいだね」「暮れなずむ空はきれいだね」と聞くと、太陽が西に沈みかけて空が次第にオレンジに染まっていく…。そんな美しい情景が目に浮かびそうですね。

最後に

きれいな言葉づかいを引き立てるコツは、ゆっくりと丁寧に話すこと。そして、今回ご紹介したような大和言葉を、いつもの会話にアクセントとして使ってみることです。
普段から親の言葉づかいがきれいだと、子どもにも安心感を与えられますよね。そして、豊かな親の言葉づかいを聞いて育つ子どもは、きっと美しい言葉づかいを覚えていくでしょう。日常的に「大和言葉」を使っていた方も、「大和言葉」を意識していなかった方も、これを機にぜひ取り入れてみてくださいね。

文:林日向子

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