【愛知】むちっと食感が魅力！　懐かしの硬めプリン７選

なめらかでとろけるプリンが定番化するなか、昭和レトロブームを追い風にファンが急増中のスイーツといえば、昔ながらの硬めのプリンです。スプーンを入れた時に感じるずっしりとした手応えや独特の食感のみならず、シンプルな素材だからこその各店のこだわりやオリジナリティも人気の秘密。

今回は、愛知県内で硬めプリンを味わえるお店を７つ紹介します。ぜひ硬さ比べをしながら、お気に入りのプリンを探してみてください。

名古屋市中区のカスタードプリン

「焼き菓子とコーヒー パーラーイムオム」の看板メニューは、独自のレシピで作る「カスタードプリン」（700円）です。卵の風味を生かしたシンプルな味わいで、硬すぎないむちっと食感がクセになると、リピートする人が続出中とか。

器に広がるほろ苦いカラメルソースは、生クリームのミルキーさとのコントラストが絶妙で、最後の1滴まで食べ尽くしたくなるほど。期間限定で登場する、旬の味に染まったプリンも要チェックです。

安城市のブラジルプリン

「YETI FOODWORKS（イエティ フードワークス）」の「ブラジルプリン」（450円）は、“スプーンが刺さるほどの硬さ”と話題になるほど。ずっしりと重量感がありながらも、ゆっくりと時間をかけて火を入れることで、なめらかな口溶けを実現しています。

レアチーズを思わせるようなクリーミーな後味で、ブラックコーヒーとの相性が抜群です。

豊田市のDanboプリン

「Danbo CAFE&HAMBURG（ダンボ カフェ＆ハンバーグ）」は、手作りハンバーグが評判のカフェ。その隠れた人気メニューとして愛されているのが「Danboクラシックプリン～バニラアイスのっけ～」（680円）です。濃厚な卵を使った自家製プリンは、スプーンで押すとそっと押し返してくるような弾力があり、口に運ぶとコク深い卵の味わいが広がります。

プリンの天面を覆うたっぷりのバニラアイスと焦がしたカラメルソースのバランスが秀逸で、塩気の効いたプレッツェルは、見た目のかわいらしさに加えて味わいのアクセントになっています。

春日井市のプリンパフェ

「喫茶ハニーシュガー」では、土・日曜の14時から数量限定で登場するという、知る人ぞ知る「喫茶店のプリンパフェ」（1200円）が人気。味と香りを追求し、バニラビーンズをふんだんに使ったカスタードプリンは、気泡が入らないように、裏ごし作業から型に流す工程まで細心の注意を払って丁寧に作られています。

濃厚な卵のうま味と、甘さ控えめの生クリーム、キレのあるカラメルソースのマッチングに加え、自家製のコーヒーゼリーや季節のフルーツがプレミアム感を演出します。

名古屋市昭和区のクマぷりん

「I-café（アイカフェ）」は、クマをモチーフにしたスイーツが話題のカフェ。思わず食べるのをためらってしまうような「ぷりぷりクマぷりん」（780円）は、愛らしい見た目とは相反するむちっとしたハードなプリンでインパクトがある食感です。

アイスクリームと生クリームの甘い組み合わせを、苦味が効いたカラメルソースが引き締めます。

名古屋市東区の懐かしいプリン

「la chou chou（ラ シュシュ）」は、2人のパティシエがオリジナリティを発揮する、スイーツの数々を味わえるカフェ。なかでもプリン好きの心をつかむのが、“昔懐かしい味”を目指したという「プリン（ドリンクセット）」（1200円）。大きなアイスクリームをしっかり支える弾力のあるプリンは、器からあふれそうなたっぷりのカラメルソースやバニラアイスの絡め具合でいろいろな味わいが楽しめます。

喫茶店テイストのクラシカルな器も、レトロムードを高めます。

最後に

かつて喫茶店で食べた味を想起させるような、ちょっぴり感じる懐かしさも相まって、幅広い世代を魅了する硬めのプリン。

無条件に頬が緩むやさしい甘さとほろ苦いカラメルソースにうっとりしながら、各店が趣向を凝らすプリンの奥深さをぜひ感じてみてはいかがでしょうか。

文：花野静恵

この記事は「ケリー2024年7月号」（2024年5月23日発刊、ゲイン刊）に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。