HSPの彼女/彼、妻/夫、付き合い方・接し方のコツは?

HSPの彼女/彼、妻/夫、付き合い方・接し方のコツは?

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5人に1人と言われているHSP(Highly Sensitive Person)は、非常に繊細で敏感な人のことを指します。周りの気持ちにもすぐに反応してしまうため、他の人より疲れやすく、ストレスを抱えやすい傾向があると言われています。これは、病気ではなくあくまで「気質」。
自分自身がHSPだという方もいれば、彼女/彼、妻/夫、家族や友人などがHSPだという方もいるのではないでしょうか。
HSPである自分自身との付き合い方。そして、身近な人がHSPである場合はどのように付き合えばよいのでしょうか。
大切な人とよい関係を築くために、ここではHSPとの付き合い方・接し方のコツをご紹介します。

HSP(繊細さん)とは?特徴は?

HSPは、繊細さん・敏感さんとも呼ばれており、性格的な特性の一つ

HSPは、繊細さん・敏感さんとも呼ばれており、性格的な特性の一つ。人より感受性が強いことから、相手の感情の動きに振り回されたり、音・光・ニオイ・肌触り等に必要以上に反応したり。刺激を敏感に感じとってしまうため、疲れやすく、ストレスを抱えやすくなる傾向があると言われています。
HSPの名付けの親であるアーロン博士は、以下の「DOES(ダズ)」という特徴が揃っていることを、HSPの定義としています。

物事の考え方が深い:Depth of processing
刺激に敏感である:Overstimulated
共感しやすい:Emotional reactivity and high Empathy
感覚が鋭い:Sensitivity to Subtleties

4つの特徴全てが揃っていることがHSPの条件。仮に2~3個当てはまったとしても、1つでも違うものがあれば、HSPではありません。「物事を深く考えられる人」「共感しやすい人」等の性格傾向を持つ人と言えます。
また、HSPに該当する人の中にも、さまざまなタイプがあります。繊細さん・敏感さんと聞くと、内向型タイプを思い浮かべがちですが、外向型タイプである人も。そして、刺激に弱いはずなのに、刺激を求めてしまうHSS型(エイチエスエス/High Sensation Seeking)とよばれるHSPの人もいると言われています。
以下は、HSPの4分類になります。

HSPの4分類

HSPの分類について、詳しくは【HSS型HSPとは】矛盾に苦しむ・・・社交的で刺激を求めるのに傷つきやすい人の記事を参考にしてみてください。

また、自分自身がHSPであり、疲れやすさを感じる場合は、HSPは人嫌い?繊細さんが上手に人とつきあう7つの方法の記事を参考にしてみてください。

HSPは、あくまで「気質」の違いになります。HSPの人は、生まれつき脳の感情を司る部位である「扁桃体(へんとうたい)」の働きが強く、人よりも感覚のアンテナが鋭いと言われています。
生まれつきの性格を変えることはできませんが、周りよりもよく気づくこと、物事を深く捉えられることは、大きな長所になります。
HSPの人は、まず自分自身の特性を正しく理解すること。
また、彼女/彼、妻/夫、家族や友人など、身近な人がHSPだという人は、自分と相手との「感じ方が違う」ということを理解すること。自分の物差しで相手を見て「気にしすぎ!」「考えすぎ!」と決めつけないようにしましょう。

身近な人がHSP!付き合い方は?

恋人である彼女や彼、妻や夫、家族や友人など、身近な人がHSPだった場合。大切な相手を傷つけたり、疲れさせたりせず、よい関係を築いていきたいですよね。
HSPの人は、誰かと一緒に楽しい時間を過ごしていても、終わった後にドッと疲れてしまうことがあります。ひどい場合は、体調不良で寝込んでしまうことも。
ただ、相手が繊細だから…と、気を遣い過ぎてしまうことは逆効果にもなりかねません。

HSPの人は「大丈夫?」「疲れてない?」と気を遣われ過ぎると、申し訳ない気持ちになってしまうことがあります。相手の気持ちに敏感なことから「迷惑をかけてしまっている自分」に対してもストレスを感じてしまうことになるためです。相手がHSPであるということを、必要以上に意識しすぎない、気にしすぎないことも必要といえるでしょう。

では、具体的にHSPの人とどのように接していけばよいのでしょうか?
接点の少ない知人・友人であれば、相手に不要なストレスを与えないために、距離を詰め過ぎないことも大切といえます。しかし、長い時間をともにする大切なパートナーであれば、そうはいかないですよね。付き合い方・接し方のコツは、「コミュニケーションをとる」「相手を理解する」「相手の立場に立つ」になります。

HSPの接し方「相手の立場に立つ」

HSPは性格的な特性。HSPの中にも内向型、外向型があります

HSPは性格的な特性。HSPの中にも内向型、外向型があります。また、刺激に敏感と言っても、雑音が不快になる、光がストレスになるなど、同じHSPでも苦手なモノが異なります。
HSPだからこうやって接しなければ!というよりも、まずは「相手に向き合うこと」「話を聞くこと」をおすすめします。それによって「相手の立場にたつ」ということを目指していけるとよいですね。

HSPであっても、なくても、100人いれば100通りの個性があります。自分と全く同じ性格・感じ方・考え方の人は存在しません。
大切な人であればあるほど、コミュニケーションをしっかりとって、相手の立場に立てるように心掛けていきましょう。
「気にしないでいいよ!」と言っても、HSPの人にとっては気にしないこと自体が難しい状況です。何に対して反応しているのか、どう感じているのか、しっかり相手に向き合い、受け入れ、共感してあげること。HSCは病気ではなく、性格的な特性です。話を聞き、パートナーの気持ちを尊重してあげましょう。
その上で、自分がどう関わり、どう付き合うことがお互いにとって心地よくいられるかを探っていくこと。「○○が苦手なので・・・して欲しい」など、具体的に確認して伝えてもらうのもよいでしょう。

例:

  • 大きな声が苦手なので、ボリューム控えめで話して欲しい
  • 話を最後までしっかり聞いて欲しい
  • 「頑張って!」と言わないで欲しい
  • 気を遣われると余計に気を遣うので、そっとしておいて欲しい
  • 冗談が苦手なので、あまり言わないで欲しい
  • 「大丈夫?」と聞かれても「大丈夫」としか答えられないから言われても困る
  • 「気にしすぎ」は言わないで、共感して欲しい

など。

言われた要望を全部実践することは難しいかもしれませんが、まずは相手を理解すること。それによって、お互いがストレスの少ない環境・関係をつくっていけるとよいですね。

最後に

HSPであるかどうかに関わらず、誰しも彼女/彼、妻/夫など、大切なパートナーとよい関係を築きたいと思っているはず。そうは言っても、傷つけるつもりなく相手を傷つけてしまったり、会話の行き違いで険悪なムードになってしまったり。時には失敗してしまうこともあるでしょう。
大切なのは、上手くいかなかった経験の後に、どう対応するか。きちんと対話し、どう感じたか、どうして欲しいか相手に確認することではないでしょうか。
自分の取説、パートナーの取説をつくるようなつもりで、自分や相手の特性を理解すること、違いを理解すること。そしてそれを必要に応じて相手に伝え、コミュニケーションをとることで、よい関係をつくっていけたらよいですね。

文:三輪田理恵

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