高2、中2、小5の3人の子どもを育てるママで、ラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(44歳、女性)の方から
中2の娘を育てるママです。娘は中学に上がったくらいから自分の顔や体型をすごく気にするようになり、何回も鏡をチェックしたり、スマホで自撮りをしては映りを気にしたりしています。休日に外出する時は真夏でも必ずマスクをして、「外したら?」と言うと嫌がります。
私も中高生の時は自分の見た目にコンプレックスがあり、周りからどう見られているかを気にしていたので、娘の気持ちはとてもよく分かります。でも、親の私から見たら、娘はどの子にも負けないくらいかわいいですし、そんなに気にするほどでもないと思っています。
娘に、どんな言葉をかけてあげればいいでしょうか?
堀江さんのメッセージ
私にも中2の娘がいますが、娘の周りを見ていると、常にマスクをしている子が結構いますね。あと、「前髪命」っていう感じで、ずっと前髪を気にして触っているのも、今の子のあるあるかもしれません。
今の時代、SNSでいろんなインフルエンサーが自撮りをアップしていて、否が応でも目に入ってきますよね。それを見ていると、痩せていて、顔が小さくて、肌が白いっていう、世間一般で「かわいい」とされている基準にとらわれてしまう気持ちも分かります。娘さんが特別外見を気にしているわけではなく、これくらいの年頃の子だったら、ごく普通のことだと思います。
私も親として、「どの子にも負けないくらいかわいいのに」と思う気持ちはよく分かります。でも、いくら親御さんが「かわいい」「気にするほどでもないよ」と言っても、「お母さんには分かんないよ」なんて思われて。悲しいけど、なかなか響かないんですよね。
「かわいくなりたい」という気持ちには十分寄り添いながら、ぜひ内面のいいところを見付け、言葉にして伝えてみてください。例えば、「飲み終わったコップがあったら、いつも気付いて片付けてくれるよね」「すごく助かっているよ、ありがとう」とか、「あなたの○○な考え方、すごく素敵だね」など、些細なことでも口に出して褒めてあげます。
それを積み重ねていけば、いつか「私のいいところって、ここなんだ」と、見た目だけでなく、内面にも目を向けるようになるかもしれません。今すぐは変わらなくても、将来そうなってくれることを願って、ぜひ娘さんのいいところを見つけて、日ごろからたくさん褒めてあげてくださいね。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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