「やりたい」を大切に ラジオDJ・堀江美穂さんの子育て術

「やりたい」を大切に ラジオDJ・堀江美穂さんの子育て術

2022年まで19年にわたりZIP―FMのミュージック・ナビゲーターとして活躍し、現在はFM AICHIと愛知北エフエム放送の番組に出演するラジオDJの堀江美穂さん。堀江さんの明るい声に、元気をもらっている人も多いのではないでしょうか? DJとしての顔のほか、小学生から高校生まで、3人の子どもを育てるママでもある堀江さん。子育てや家族について、話を聞きました。

堀江 美穂 (ほりえ みほ)さん

ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。高校卒業後に渡米し、ダラス・バプティスト大学メディアコミュニケーション学部卒業。2002年、「ZIP-FM ミュージック・ナビゲーター・コンテスト」でグランプリを受賞し、翌年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。研修講師や司会業などの活動や子育てサークル「link &M(リンクミー)」の代表も務めている。
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Q.どんな家族ですか?

夫と高1の長女、中1の次女、小4の長男の5人家族です。長女は高校の国際科に通っていて、この夏休みはニュージーランドのサマースクールに参加しています。次女は合唱部の練習と習い事のそろばんを頑張っていて、長男はもう「サッカーしかやってない」というくらい、サッカーに夢中ですね。

それぞれが好きなことを見つけて頑張っていますが、親の私たちから「こうしなさい」とは言わず、子どもたちの「やりたい」という気持ちを大切にしています。

ただ、我が家では習い事など、何かを始める時、「●●が出来るようになるまでは頑張ろう」と、目標を決めるようにしています。何事もやめ時って難しいじゃないですか。「嫌になったからやめる」よりも、「目標を達成したからやめる」という方が前向きで、後に引きずらないような気がするんです。目標をクリアした後はやめるのも、続けるのも、子ども自身に決めてもらっています。

Q.日々の生活で大変なことは?

毎日、夕方になると子どもたちの送り迎えで必死ですね。「お姉ちゃんを送り届けた後、息子のお迎えまで30分あるから、夕飯の買い物に行って……」と、頭の中でまるでパズルにように予定を組み立てています。

基本的に平日は夫の帰宅が遅いので、どうしても家事や子どものことは私が中心になりますが、夕飯の食器洗いは彼がやってくれることが多いですね。 また、休日はお互いの予定や得意不得意に合わせて家事を分担したり、子どもたちにも役割を与え、家族の一員として動いてもらったりしています。

例えば、長女には洗濯、次女はお風呂掃除、長男はポストから新聞の朝刊と夕刊を持ってくるという仕事があります。 「家事=ママがする」のではなく、家族みんなで暮らしているのだから、「誰かがそれをしないと他の人が困る」ということを伝えています。家族全員のサポートがなければ我が家は回りません(笑)。

Q.スケジュールの管理は?

自分の仕事のスケジュール管理に加え、子ども3人分の学校行事や習い事などのスケジュールを管理するのは本当に大変です。

自分の仕事のスケジュール管理に加え、子ども3人分の学校行事や習い事などのスケジュールを管理するのは本当に大変です。「●●の準備が終わってなかった!」なんてこともよくあります。携帯のアプリだけではなく、リビングからよく見えるところに家族全員の予定を書き込む「家族カレンダー」を貼っていて、1日に何度も確認するようにしています。

それでも突然、子どもから「あ! この日は●●がある」なんて言われて慌ててスケジュール調整することも。特に、夏休み中は日々の仕事に加え、朝昼晩と3食の用意、そして、魅力あるイベントがたくさん開催されるので、その申し込みをしたり、お出かけの予定を入れたりと毎日大忙しです。

Q.仕事と家庭の両立のコツは?

私の仕事は少し特殊で、ラジオの生放送がある日はどうしても拘束されてしまいますが、それ以外の原稿を書いたり、取材に出かけたりという時間は、ある程度自分でコントロールできるので、助かっていますね。

少し前まで、外せない仕事がある時は実家の母の手を借りたり、名古屋市の「トワイライトスクール」(小学生が放課後を過ごす場所)を利用したりしていたんです。でも、1番下の子が小4になって、そういうこともなくなりました。1、2時間だったら「ちょっとお留守番していてね」ってお願いして、出掛けることもあります。

高校生の長女に限っては、だんだん家族との時間が減ってきて、休日はお友達と遊びに行ってしまうことも多いので、それはそれで寂しく感じています。

Q.保育士の勉強をするのは?

保育士試験は心理学や教育学など9科目の筆記試験と実技試験があって、今、7科目まで合格しています。何といっても勉強時間をつくるのが大変で、息子をサッカーの練習に送り届けた後、そのまま練習が終わるまでの2時間、車の中で勉強していることも。家にいると片付けを始めたり、夕飯の準備が気になったりしてしまうので、物理的に勉強するしかない状況に追い込むのが重要だと気付きました。

今は大変ですが、あとひと踏ん張りですね。私自身、3人の子どもを育てながら、たくさんの壁にぶつかったり、落ち込んだり、「どうしてなんだろう?」と疑問に思うことが多かったので、保育についてしっかりと学び、これからの活動に役立てていけたらと思っています。


インタビューの後編は「きずなネット」 アプリで読むことができます。

また、9月からは堀江美穂さんによる新連載「DJ堀江美穂と読者のひろば」がスタート! 堀江さんが読者から届いた子育てや家族にまつわるメッセージ、お悩みに答えます。

堀江美穂さんへのメッセージはこちら

文・聞き手:きずなネットよみものWeb編集部

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