ママ次第で子どもは変わる?勉強できない子のタイプ別対処法

ママ次第で子どもは変わる?勉強できない子のタイプ別対処法

「学校の成績がすべてではない」と思うものの、できればわが子によい成績をとってもらいたいのが親心です。同じ教室で、同じ先生の話を、みんなと同じように聞いているはずなのに。勉強できる子、勉強できない子の差は一体どこにあるのでしょうか。遺伝や能力の有無ではなく、実は勉強の「やり方」やママの声がけが子どもに合っていない可能性があります。今回は、子どもの特性に合わせたコミュニケーションについて、メンタルコーチのえつこさんにお話を伺いました。

えつこさん

メンタルコーチ:えつこさん

すべての子どもが素晴らしい能力を持っています。
ママの接し方次第で、そのチカラを引き出してあげることができますよ。

「勉強できる子」ってどんな子?

「勉強できる子」ってどんな子?

「うちの子、勉強できなくて・・・」という相談を、いろいろなママから受けます。
たとえ学校の勉強ができなくても、社会に出て大成功をおさめる方もいます。勉強ができなくても、優しい子、友達と仲良くできる子、運動のできる子、音楽のできる子、絵の上手な子、手先の器用な子など・・・素晴らしい能力を持った子は、たくさんいますよね。

アメリカのハワード・ガードナー博士は「人間の知能は8つで成り立つ」と提唱しています。
この考え方は、多重知能理論(Multiple Intelligences Theory:MI理論)と呼ばれており、以下の8つの知能が該当。ここでいう「知能」は、「才能・能力」という意味合いです。

  • 1)言語・語学知能
  • 2)論理・数学的知能
  • 3)視覚・空間的知能
  • 4)音楽・リズム的知能
  • 5)身体・運動的知能
  • 6)対人的知能
  • 7)内省的知能
  • 8)博物的知能

いわゆる学校で「成績のよい子」というのは、1)言語・語学知能、2)論理・数学的知能の高い子と言えます。また、「テストで良い点をとる」という点でいえば、記憶力が良い方が有利に。
学校の成績が悪くても、6)対人的知能が高ければ人とうまく付き合うことができます。8)博物的知能が高ければ、あらゆる情報を収集し、分析する研究者に向いています。
まず頭に置いて欲しいのは、そもそも「勉強できる・勉強できない」というのは、子どもの能力のごく一部の能力を見ているに過ぎないということ。
ママは、広い視野で子どもの能力に向き合うことが大切です。

子どもの得意なインプット法は?

子どもの得意なインプット法は?

「Aちゃんは1を言えば10伝わるのに、Bちゃんには1から10まで言わないと伝わらない」「同じように説明しても、理解してくれない」という声も、よく聞きます。
これは人が情報を認知するうえで使っている、五感の優位特性の違いである可能性が高いです。
具体的には、

  • 1)視覚情報優位
  • 2)聴覚情報優位
  • 3)体感覚情報優位(触覚、嗅覚、味覚)

という3つの特性です。

たとえば「海」を思い浮かべた時。どのようなイメージですか?

  • 1) 青い海、白い砂浜、ビーチパラソルなどの映像が思い浮かぶ
  • 2) 海のさざ波の音、砂浜で遊ぶ人の歓声などが思い浮かぶ
  • 3) 照りつける太陽の熱、冷たい海の水の感覚などが思い浮かぶ

情報を処理認知する際に、主にどの感覚を使っているか。視覚・聴覚・体感覚の中で強くイメージできるものが優位な感覚です。
比較的、視覚情報優位な人が多いと言われていますが、どれか1つだけ優位な場合もあれば、2つ優位なものがある場合も。
これらは癖のようなもので、小さな頃から優位な感覚を使っています。どれが優位だと良い・悪いというわけではなく「個性」です。
「視覚情報優位」の子どもであれば、図やイラストで示してあげるとスムーズに理解してくれます。
「聴覚情報優位」の子どもであれば、音声データやリズムを使って教えてあげると理解がスムーズに。
「体感覚情報優位」の子どもなら、体をつかって習得したことはよく覚えます。実際に物を触りながら説明したり、ジャスチャーを使ったりすると、体感覚情報の強い子どもには分かりやすいはず。
たとえば、子どもに何かを伝える際に口頭での説明が多い場合。聴覚情報優位な子どもにとっては理解できますが、その他の子どもにとっては理解しにくくなることも。
説明する場合には、視覚・聴覚・体感覚、いろいろな角度からアプローチしてみることをおすすめします。
仮にママ自身が聴覚情報優位だった場合。聴覚情報を使った説明に偏ってしまいがちになり、子どもの優位感覚と異なる場合に伝わりにくいことも。人は、コミュニケーションをとる際に、自分の優位感覚を多く使う傾向があります。
ママと子どもで優位感覚が違っていると、コミュニケーションに行き違いが起きてしまうことがあります。
子どもによって特性が異なるため、ママ自身が子どもの特性に寄り添うコミュニケーションを心がけてみましょう。日常生活でも勉強をする中でも、子どもの理解度が変わってくるはずですよ。

大切なのは「信じること」

大切なのは信じること「ピグマリオン効果」

教育心理学の言葉で「ピグマリオン効果」というのを聞いたことがあるでしょうか。
「人は期待された成果を出す」ということが数々の実験で明らかになっています。

AクラスとBクラスを無作為にわけて作ります。Aクラスの担任には「このクラスは成績の優秀な生徒を集めている」と伝えました。Bクラスの担任には「このクラスは成績の悪い生徒を集めている」と伝えます。
その結果、無作為にわけているにも関わらず「成績の優秀な生徒を集めている」と言われたAクラスの成績は上がりました。一方「成績の悪い生徒を集めている」といったBクラスの生徒の成績は下がってしまいました。

成績が上がった理由は、担任が選ばれた生徒たちに期待を示したこと。そして、生徒たちは期待に応えようとしたことが考えられます。
行き過ぎた期待はプレッシャーとなってしまうこともありますが、大切なのは「信じること」。子どもができる子だと信じることは、子どものやる気を引き出すことにつながりますよ

最後に

子どもは無限の可能性を持っている

子どもは無限の可能性を持っています。得意なこと・苦手なこと、好きなこと・嫌いなこと、100人いれば100通りの個性があります。誰かと比較するのではなく、唯一無二の大切な子どもの可能性を信じてあげること。そして、子どもの得意や好きに寄り添い、ママ自身のコミュニケーションや声がけを変えること。それによって、今まで以上に子どもの能力を引き出してあげることができるかもしれませんよ。

えつこさん
メンタルコーチ:えつこさん

金融機関勤めだった経験を活かし、これまで、500人以上のお金と人生の相談に乗ってきたプロコーチ。多くの女性の悩みに寄り添い、子育て相談にも応じる。子ども2人はすでに結婚。孫1人。
https://sinshouyorokobi.com/

文・聞き手:三輪田理恵

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