「2歳の娘の英語教育、今から始めるべき?」ラジオDJ堀江美穂と読者のひろば

「2歳の娘の英語教育、今から始めるべき?」ラジオDJ堀江美穂と読者のひろば

子育てをしていると、うれしいことや楽しいことだけでなく、落ち込んだり、イライラしたりする日もありますよね。そんな時、誰かに話を聞いてもらうだけで、心がすっと軽くなり、前向きな気持ちになることはないでしょうか。「ラジオDJ堀江美穂と読者のひろば」では、3人の子どもを育てるママでもある堀江さんが、読者のメッセージに回答。子育て中のパパ・ママに寄り添い、読者の皆さんとつながる場になればと思います。

堀江 美穂 (ほりえ みほ)さん
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)

愛知県名古屋市出身。高校卒業後に渡米し、ダラス・バプティスト大学メディアコミュニケーション学部卒業。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラーなどの資格を持ち、プライベートでは高1、中1、小4の3人の子どもを育てるママ。
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読者(30歳・女性)からのメッセージ

ラジオDJ堀江美穂と読者のひろば

2歳の女の子のママです。子どものころからずっと海外に憧れがあって、「いつか海外で働いてみたい」と思っていました。いろいろあって、結局その夢はかなえられず、今は平凡な主婦をしています。その分、娘には将来、世界を舞台活躍できるよう、英語力を身に着けて欲しいと思っています。まだ2歳なので「早いかな?」と思いつつ、「英語耳を育てるのは、小さいうちがいい」とも聞きますし、そろそろ英語を習わせてみたいなと考えています。

海外留学経験もある堀江さん、英語力はどうやって身に着けましたか? また、お子さんには英語を学ばせていますか?

堀江さんのメッセージ

私が子どもの頃、父親がよくテレビで日曜洋画劇場を見ていたんです。

私が子どもの頃、父親がよくテレビで日曜洋画劇場を見ていたんです。そこから海外の暮らしに憧れて、「いつか海外に住んでみたい」と思うようになりました。だからと言って、特に英語の勉強を頑張っていたわけではなく、英語の成績はいたって普通。担任の先生にも、「考え直したら?」と言われましたが、子どもの頃からの夢を叶えるため、高校卒業後は単身アメリカの大学へ進みました。

そんな状態で始まった大学生活は、苦労の連続でしたね。最初は全く授業の内容が分からず、朝から深夜まで大学の図書館にこもって、ひたすら勉強する日々。周りの留学生の中には、そんな生活に耐えられずに帰国してしまう人もいましたが、私は勉強の苦労以上に「最高!」「楽しい!」という気持ちの方が強く、どんなつらいことでも乗り越えられました。

英語が出来ると、コミュニケーションをとれる人の数も、インプットできる情報の量も、格段に増えます。子どもの英語教育について、よく「母国語である日本語を習得しないうちに、英語を学んでも意味がない」と言う人がいますが、私は早い方が良いと思っています。ただ、それは「学ぶ」というより、「触れる」という意味合いの方が強いかもしれません。

うちでは長女が生まれた時、できるだけ「英語が聞こえてくる環境」を作ってあげようと思いました。例えば、英語の童謡を流して一緒に歌ったり、ディズニー映画を見る時は音声を英語にして見たりしました。 また、「Do you wanna an apple?」と聞いた後、日本語で「リンゴ食べたい?」と言い直すなど、生活の中で自然に英語に触れられるよう意識しましたね。

英語と日本語では音の周波数帯が違うため、日本人の多くが英語の発音やイントネーションを聞き取ることが出来ないそうです。なので、英語を聞き取れる「英語耳」を育てるために、ある程度、親が環境を整えてあげられる小さいうちから英語に触れさせることは大事だなと思います。

特に今の子どもたちは、私たちの世代以上にグローバル時代を生きていくことになります。将来、やりたいことが見つかった時、「英語が出来ないから、無理だ」と諦めるのはもったいない。世界中どこに行っても活躍できる人になれるよう、やっぱり英語力は必要ではないでしょうか。

2歳であれば遊びの中に英語を入れるだけで楽しくどんどん吸収してくれるはずです。ただ、相談者さんの「自分が出来なかったから、娘にはそうしてもらいたい」という気持ちが大きくなりすぎると、息苦しくなってしまう場合もありますので、気をつけてくださいね。

うちの長女はたまたま英語に興味を持ち、高校の国際科に進学しましたが、次女と長男は特に興味がないみたいです。私自身、英語を学ぶことのメリットや大人になってから英語を学ぶ苦労を知っているからこそ、子どもたちには一つの武器として英語力を身に着けて欲しいと願っていますが、本人の希望や興味を無視してまで、押し付けるつもりはありません。

それより、水泳でも、ピアノでも、ダンスでも、子どもがどんなことに興味を持つかは分からないので、そういった興味関心の「種」をたくさんまいてあげることが大切だと思っています。その中で、英語に興味を持ってくれたらうれしいですし、もし違うものを選んだとしても、子どもの夢を精一杯応援してあげたいですね。

メッセージ募集

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文・聞き手:きずなネットよみものWeb編集部

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